クリアランス 板木(ばんぎ)茶道鳴物 大觀叟作 文政庚寅秋(文政12年:1829年)年号

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板木は木製の鳴物でお客さまが待合または腰掛待合に集まると、お詰が板木を打って「お客さまがお揃いです」と亭主方へ知らせます。茶事の鳴物として使用されます。年号より制作されてから約200年経過しておりますので紐の部分は朽ちております。しかしながら手持ちでも十分良い音が鳴ります*乾いた甲高い通りの良い音色です。材質は恐らく欅だと思います。木槌で叩いて使うものですので、当然叩いた形跡も残っております。付属の木槌もかなり時代が経過しておりますので、板木制作当時のものと推測されます。表『心随萬 境轉 轉處實 能幽』裏『文政庚寅秋九月穀旦 大顴叟(花押)』*文政庚寅…文政12年(1829)。穀旦は、良い日・めでたい日のことで、類義語の「吉日」のこと。大顴は諱を「大顴」をという禅僧と推測できますが、寺院名は不明で特定出来ておりません。『南方録』には「同道人相揃はヾ、主の掛置たるにまかせ、版にても喚鐘にても柝にても打べし、数は三つ可然、主の沓の音聞ば、立渡りて迎を待べし。」とあります。 木槌付属「板木」幅36.4㎝高さ24㎝厚み3㎝「木槌」長さ26.4㎝【参考文献】南方録 岩波文庫#茶わん屋食堂#鳴物#古美術#板木#鉦#銅鑼#喚鐘#鐘#茶道#茶事#茶会#数寄者#茶道具#欅#木槌#骨董#伝来品

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