クリアランス 佐賀県 有田焼 福田雅夫 福珠窯 福珠陶苑 呉州赤絵牡丹端反蓋物 5客(1041)柞灰釉(いすばいゆ) 古染付 初期伊万里 景徳鎮

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福珠窯の染付の色

福珠窯のやわらかい染付の秘密は柞灰釉(いすばいゆ)にあります。

柞灰釉(いすばいゆ)は江戸時代の古伊万里にもつかわれていた釉薬で、
染付の色のやわらかさと、しっとりとした釉肌が特徴。

福珠窯では柞灰釉の魅力が現代にも通用すると判断して江戸時代の調合を再現して使っています。


福珠窯の色づかい

福珠窯の色づかいにもじつは伝統が潜んでいます。

たとえばモダンな配色を考えるときでもイメージする色はピンクではなく桜色や鴇色(ときいろ)、
グリーンではなくて松葉色や海松茶色(みるちゃいろ)といったように・・・

日本の気候風土から生まれてきた色彩というのがあるような気がします。


初期伊万里と古染付 ~17世紀初めのおもしろさ~

福珠窯の作風は17世紀初頭に有田で焼かれた「初期伊万里」や
同時期に中国の景徳鎮で焼かれた「古染付」の影響を強く受けています。

古染付とは中国の明末から清初のころに景徳鎮の民窯で焼かれたやきものを指しています。

景徳鎮の官窯では官の統制下での作陶活動や芸術活動というのはそれなりに予算をかけて
技術の粋をつくした素晴らしいものができています。


しかし明代も末期になってくると景徳鎮の官窯も統制が乱れ、原料や技術も粗雑になってきます。

ところがこのことが逆に陶工たちに自由な雰囲気をもたらしたのです。

くしくもこの時代は肥前有田において日本で初めて磁器が焼かれた時代と重なり、
自由闊達でのびやかな作風は初期伊万里の素朴な釉調、自由な筆致の作風とも共通するものがあります。

福珠窯ではこの「古染付」と「初期伊万里」の両者に共通する時代性と作風に魅力を感じ、
これが福珠窯の作風のベースとなっています。


径12.8cm 高さ9.5cm

家庭保管品ですのでわすかなスレ、くすみ、汚れ等あるものもあります。
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